ちょっとしたリセットボタンが欲しい。
人間って不器用な人の割合のほうが高いと思っているんですが、わたしもご多分に漏れずそうです。
仕事のあの時、なんでこうしなかったんだろうなぁーとか。
人とせっかく楽しくしゃべってたのに、微妙なこと言っちゃったなぁ…とか。
そんなモヤモヤをお家に持ち帰ることがしょっちゅう。
気持ちをリセットさせるには。わたしの場合お料理なのですが、しっかり計算して作るお菓子もじっくり時間をかけた煮込みも、いつでも腰が上がるわけじゃない…。
『ていねいな暮らし』には向いていない性格。
もっともっと手軽に押せるボタンがいいんです。
そんな時。
わたしはいつもより少し丁寧にお米を炊くのだ。

ザルにお米、ボウルに天然水を張りお米を浸してさっと混ぜたらすぐにお水から上げます。
ちょっともったいないけど、いちばん始めのお水は糠くさくなるのですぐに捨てちゃう。
しゃかしゃか研いだら、新しい天然水に浸して一回目よりしっかり汚れを落として水をきります。
なるべく手早く。
乾いているお米はお水をぐんぐん吸い込むので、この2回はかならず天然水で。
わたしはなんとなく、アルカリやらミネラルやら書いていない日本の天然水を使っています。
3回目以降は、ふつうに水道水でざぶざぶ研いでザルに上げ、最後にざっと天然水でお米を流したらそのまま20分くらいさらしておきます。

水がしっかり切れたら、土鍋にお米を入れて好きな加減の天然水に浸して30分。
基本はお米一合に対してお水180cc
人さし指をお米の表面に指して、指先から第一関節の3分の2までお水に浸るくらい。

強火にかけて、ふつふつと穴から湯気が出てきたら、弱火にして10分。
火を止めて蒸らし10分。
赤子が泣いても蓋を取らなければいいだけで、覚えやすくてかんたん。

ふっくらほかほか。
おいしそうに炊きあがりました。
白米をおいしそうに撮るのって、むずかしい…。

今日は、お米が主役なので残りものとお味噌汁とお漬物でかんたんに。
いただきます。
味の感想なんて言わなくても、炊きたてつやつやのごはん。
そりゃあもうおいしいですよね。
元気が出るような、安心するような。
なんだか原点に帰るようなおいしさです。
これだけでこんなに幸せになれる、白米ってすばらしい…!

炊きたてのごはんに乗せるのは何が好きですか?
わたしはおかかごはん、いわゆるねこまんまがいちばん好きです。
そこにわさびをちょこっと混ぜてもおいしい。
次点が明太子かな。
ふと気になったので、ランキングを調べてみました。

…鰹節入ってない…。
いなごすら、下位にランクインしているのに…。
思わぬ結果に驚愕しつつも、『次はこれで食べようかな、あれもごはんに合うよねー』などと考えているうちに気持ちもさっぱりしていました。
ふと。
気持ちの切り替えをスイッチに例えて書いたけど、炊飯器じゃなくて土鍋だからボタンないじゃん。
と思わなくもないけれど、とにかくお米がおいしければ全てはOKなのです。
お米は偉大だ◎
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