ひんやり茶碗蒸し
寒い時に熱々とろとろの茶碗蒸しをはふはふ口にはこぶのは、もちろん幸福以外の何ものでもないけれど、暑い時に食べるひんやりプルプルの茶碗蒸しもわたしの中では甲乙つけがたいものがあります。
たまに買う市販の茶碗蒸しにいたっては、冷えたまま食べることの方が多いかも。
湯煎するのがめんどうなんじゃないかって…?それもあります。
茶碗蒸しの分量(卵一個湯呑み2個分)
卵を測ってお出汁はその3倍
みりん小さじ1
お塩ふたつまみ
具 好きなものをすきなだけ

何はともあれ、大事なのはお出汁。
わたしの中で、茶碗蒸しはお出汁をいただく食べ物だと思ってます。
ここはケチらず、たっぷりの昆布と鰹節で一番だしをひきました。
上に乗せる餡にも使うので少し多めに。
ほんのりあたたかい程度まで冷ましたら、調味料と溶いておいた卵と混ぜ合わせます。
卵の大きさによって変わってくるので、必ず味見。
お肉料理とちがい、火を入れる前に味見が出来るので安心して作れる…。
漉し器かザルで濾したら、卵液は準備完了。

今回セレクトしたかわいい具材達
塩でもみ洗いしてから4分半茹で、さやから出した枝豆。
小さめの乱切りにして酢水にさらしてから、2分ほど茹でた蓮根。
生毛を取るために塩で全体を擦って、40秒ほど茹でたオクラ。
えびは殻をむいて塩でぬめりを落としてから浸るくらいのお水とお酒大さじ2で茹で、茶碗蒸しの数だけ飾り用に取り分けて、残りは2、3等分に切っておきます。

蒸し器を温めているあいだに器に具を入れ、卵液をそーっと流しこみます。
気泡が出ちゃった時は、爪楊枝でちょこちょこつぶして。
器は、100均の耐熱プリングラスを使いました。

蒸し器の蓋には、かならず水滴防止の手ぬぐいを巻きます。
それから、温度が上がりすぎないように菜箸でちょこっと隙間を。
強火で3分、弱火で9分蒸します。

なかなか綺麗に蒸しあがりました!
冷ましてる間に、少し多めに作ったお出汁に酒大さじ1とお塩ひとつまみを入れて沸かして、水溶き片栗粉でとろみをつけて餡にします。

あら熱がとれたら、餡をかけて海老ときざんだオクラを乗せて、完成◎
しっかり冷やしてからいただきます。
じつは、お家焼き肉の間のわき役として作ったこのひと品。
窓全開汗だくの野趣あふれる焼き肉からの、涼しい部屋でいただく雅な冷たい茶碗蒸しはとってもいいお口直しでした◎
ところで、茶碗蒸しからプリンを思い出す人も多いと思いますが、温かいプリンもおいしくないですか?
真冬に、スーパーで売ってる茶碗蒸しみたいなかんじで温められるプリンがあったらけっこういいんじゃないかな?
どなたか、そんな商品を開発したらぜひご一報ください♪
コメント